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消防活動中の消防隊員が焼け落ちた家屋の下敷きになり、殉職されたと報道がありました。
「人命救助とは何か?」と考えさせられる報道でした。どうすれば崩落を防げるのか―――
それは、家屋の耐久性がなくなる前に消火してしまう事です。
そのためには初期火災を発見し、通報しなければなりません。
今回の惨事に限らず、「もっと早く消火活動を始めていれば・・・」と思われた方も多いはずです。
しかし、現実は矛盾しています。現在、法律で定められている火災報知器は熱・煙感知式であり、
初期火災の発見に向いているとはお世辞にも言えません。
被災された方の命だけでなく、消火する人の命をも守ることが理想的人命救助であり、
その実現には初期火災を発見する火災報知器が不可欠だと考えます。
私たちは紫外線検出方式が、初期火災の発見に最も有効な手段だと考え、その普及に
全力で努めております。残念ながら、法律に定められている検知方式ではありませんがこの想いが
より多くの人に伝わればと願っています―――
太陽光の影響を受けず、屋外設置可能な紫外線センサー
株式会社アンテックの紫外線センサー関連商品は、独自の技術によって太陽光の影響を受けません。
なぜ紫外線センサーなのか?
現在広く普及している火災報知器に使われているセンサーは熱センサーと煙センサーであり、その仕組みを知る者にとっては火災発生済みを知らせる「手遅れセンサー」であると言わざるを得ません。なぜなら、いずれのセンサーも激しく燃えさかる炎や黒煙に反応するセンサーだからです。ところが紫外線センサーはわずかな炎の出す紫外線に反応します。弊社製品を例に挙げると、紫外線センサー設置場所から5m離れているわずか2cmほどのライターの火に反応します。つまり火災に繋がる恐れのある小さな種火を見つける事が出来るのです。
屋外設置の重要性
火災の原因として最も多いのが「放火、もしくは放火の疑い」です。その他の原因を遙かに上回る件数です。当然の事ながら、放火はいつどこで起こるかわからず、誰が被害者となるのかも分かりません。放火を無くす事は大変困難な事です。それは放火発生の根幹が悪意や出来心によって成り立っているためです。放火を無くす事ができないのなら、自衛によって防ぐしか有りません。放火には必ず種火が必要です。つまり、放火の為の種火を瞬時に捉えることが重要であり、それができるのが屋外設置可能な紫外線センサーなのです。
火災報知器の義務化
平成18年6月からの火災報知器設置の義務化は屋内への設置に限られています。しかし、火災の中で最も可能性の高い放火に備えることを忘れてはいけません。